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暑さに強い家はどんな家?ポイントをご紹介!

日本の暑い夏を快適に乗り切るためには、住宅の暑さ対策が非常に重要です。
暑さ対策が不十分だと、エアコンの効きが悪くなったり、必要以上に冷房のコストがかかってしまったりします。
今回は、夏を快適に過ごすために知っておきたい、暑さ対策の重要性やポイントについてご紹介します。

□住宅の暑さ対策の重要性とは?

ここ数年の夏は、昔に比べて暑さが厳しくなっていると感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
実際、近年は昔に比べて猛暑日や熱帯夜が増えています。
猛暑日は「最高気温が35度以上の日」、熱帯夜は「夜間の最低気温が25度以上の日」と定義されていますが、どちらもおよそ100年にわたって右肩上がりにその頻度が上昇しています。

こうした気温の上昇に伴って、熱中症になる方も増えてきています。
熱中症の死者数も1980年代と比べると大幅に増加しているため、その危険性がよくわかります。

熱中症は屋外で起こるものというイメージがありますが、自宅で熱中症にかかる方も少なくありません。
むしろ、高齢者の場合、屋外での熱中症よりも自宅での熱中症の方が多いと報告されています。
若者でも自宅で熱中症にかかるケースがあるため、どの年齢層においても注意する必要があります。

□暑さに強い家のポイントは?

こうした熱中症のリスクに備えるために、家を建てる際には、暑さに強い家にする必要があります。
暑さに強い家づくりのポイントは、「高気密・高断熱」です。

高気密は、建物の内部と外部の間で空気の出入りが発生しないように隙間が塞がれていることです。
高断熱は、建物の内部と外部の間で熱の出入りが発生しないように断熱性が高められている状態です。
気密性と断熱性の両方を高めることで、夏の暑さに強い住宅を実現できます。

断熱材には、繊維系断熱材、木質繊維系、発泡プラスチック系など、さまざまな種類があります。
断熱性を壁の内部に敷き詰める以外にも、窓やサッシの断熱性を高める方法もあります。
複層ガラスを選んだり、熱を伝えづらい素材のサッシを選んだりすることで、断熱性を高められます。

断熱性を高めようとすると初期費用は高くなりますが、その分冷暖房費を抑えられたり、結露の発生を防ぐことで住宅の寿命を伸ばしたりと、長期的にはコストが抑えられるでしょう。

また夏の暑さを防ぐには直射日光の進入を防ぐ事が大切です。
近年の住宅は軒の出の無い真四角な建物も多いですが、軒の出が無いと外壁の痛みも激しくなりますし、真夏の強烈な日差しを遮る事が出来ません。
その為、夏場の高く昇る太陽からの日差しを防ぎ、冬場の低い位置からの太陽光は取り入れる事が出来る、適切な長さの軒を設ける事が大切です。

また日中の太陽光を防ぐためにカーテンやブランドを閉める事も有効ですが、更に効果的なのは外付けブラインドやアウターシャードを設置する事です。
昔から日本では夏場には葦簀(よしず)や簾(すだれ)を外部に設置していましたが、夏の暑さ対策には太陽の光を建物の外部で遮る事が有効だと言う事を、経験上理解していたのでしょう。

□まとめ

今回は、住宅の暑さ対策の重要性と、暑さに強い家のポイントについて解説しました。
高気密・高断熱を意識して、暑さに強い家づくりを目指しましょう。
家づくりに関して疑問やお困りごとをお持ちの方は、お気軽に当社までご相談ください。

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