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コロナ禍での家族時間の増加

コロナ禍での家族時間の増加

大手住宅設備会社LIXILが20代から30代の既婚男女800人に調査したところによると、4人に1人がコロナ禍で家族時間が増えたと答え、その増えた家族時間の平均は一日あたり4.4時間だったそうです。

これは仕事がテレワーク化されたかどうかによる所も大きいと思いすが、四人に一人の人が、一日に平均4.4時間家族時間が増えたと言うのは、随分伸びている気がしますね。

緊急事態宣言で巣ごもり生活を送っている時もそうですが、家族時間が増える事によって増えてくるストレスもあるようです。そのストレスの大きな原因の一つとしてプライベートや自分の時間を確保出来ないと言う事があります。

最近の家作りの風潮として、どちらかと言えばオープンなスペースを作り、家族とのつながりを大切にする空間作りを重視してきたところがあると思います。その代表的な作りが仕切りの無いステップフロアーの建物でしょうか?

しかしこのオープン過ぎる間取りが逆に家族時間が長くなる事によりストレスを感じる原因となっているようです。最近はIT化が進みパソコンが一台あればどこでも仕事が出来る職種も増えていると思います。中には職場でも自分の決まった机は無く、自分の好きな場所で仕事が出来ると言うオフィスもありますからね。しかし、その感覚で自宅で仕事が出来るかと言うと難しい所も出てくると思います。どんなにパソコン一つで仕事が出来ると言っても、ZOOMなどで会議をする時に、子供が走り回っているリビングでは出来ないですし、逆にじっと静かにしている事を強要される子供にもストレスが掛かってしまいます。

今、テレワークで何の問題もなく順調に仕事が進んでいる職種の方がいるとして、この方は新型コロナウイルスが終焉した時、また以前と同じように会社に出社するようになるのでしょうか?恐らくそれは無いと思います。例えば会社に出社する事が無くなれば、企業としても通勤費は払わなくて良いし、出社してくる人の為に大きなオフィスを借りる事もなくなるわけですよね。そうなれば出社しなくて仕事が出来るのなら出社しなくて良いと言う結論になるのは当然の事だと思います。

国としては以前より働き方改革の一環としてICT利用の推進、テレワークの推進を図っていました。しかし、現実としてなかなか進んでいなかったのですが、奇しくも新型コロナウイルスによって一気にテレワーク化が加速していきました。

その為、これからの家作りは家族が集まれる開放的なスペースと個人のプライバシーが確保出来るスペースの両立が必要になると思います。特にテレワークで仕事をすることが出来る人は、小さくても構わないので、家族の喧騒から離れて仕事が出来るスペースが必要になるかもしれませんね。

 

 

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