2025/07/13
断熱材とは?家づくりで失敗...
こんにちは、季美の住まいです。
いよいよ梅雨の時期に入り、しとしとと降り続く雨に悩まされる季節がやってきました。この時期、私たち工務店にとっても多くのお問い合わせが増えるのが「雨漏り」に関するご相談です。
特に木造住宅では、雨漏りを放置することで、家の構造部分に深刻なダメージを与えてしまう恐れがあります。
今回は、雨漏りが引き起こす木材の腐食や住宅への影響について詳しくお話しします。
雨漏りというと、「天井にシミができた」「ポタポタ音がする」など、目に見える形で気づくことが多いですが、実際には“見えない場所”で進行していることも多くあります。
たとえば、屋根裏や壁の内部、床下など、人目につきにくい箇所で雨水がじわじわと浸入し、木材に染み込んでいるケースが少なくありません。
このような状態が続くと、木材が常に湿気を含んだ状態となり、やがて腐朽菌(ふきゅうきん)やカビが繁殖。徐々に木材が腐っていきます。これが「構造材の腐食」です。
住宅の柱や梁(はり)などの構造部分に使われる木材が腐ると、以下のような危険が生じます。
家全体の強度が落ちる
柱や梁が本来の強度を保てなくなり、耐震性にも大きく影響します。
シロアリ被害のリスク増加
湿った木材はシロアリの好物。腐った木材を放置すると、シロアリ被害も同時に進行してしまいます。
修繕費が高額に
表面的な補修では済まず、大規模な修繕工事が必要になることもあります。
つまり、雨漏りを「ただの水の侵入」と甘く見ていると、住まい全体に及ぶ深刻な問題へとつながってしまうのです。
では、雨漏りはどこから起きるのでしょうか?よくある原因は以下のとおりです。
屋根材のズレや割れ
外壁のクラック(ひび割れ)
ベランダやバルコニーの防水層の劣化
窓やサッシ周りのシーリングの劣化
給排水設備や配管まわりの不具合
これらの箇所は、定期的に点検しておくことで、未然に雨漏りを防ぐことが可能です。
雨漏りは「いつの間にか進行していた」というケースがほとんど。梅雨の時期は雨の量も多く、被害が一気に拡大する恐れがありますが、逆に言えば、一番雨漏りを発見しやすい時期でもあります。
「ちょっとシミが気になるな…」
「築年数が経っていて心配…」
そんな小さな気づきが、家を守る第一歩です。
木造住宅にとって雨漏りは、静かに忍び寄る大敵です。
梅雨の時期は、雨漏りの症状が現れやすいタイミングでもあります。少しでも気になることがあれば、早めに専門家へご相談ください。
大切な住まいを守るために、私たち季美の住まいが全力でサポートいたします!
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