blog

  • HOME > 
  • ブログ > 
  • 自然と調和する住まい ― 木材を活かした外観デザインの魅力

自然と調和する住まい ― 木材を活かした外観デザインの魅力

自然と調和する住まい ― 木材を活かした外観デザインの魅力

岩国市は、清流錦川や豊かな山々に囲まれた自然あふれるまちです。また錦帯橋周辺には昔ながらの商家や屋敷がそのまま残っている地域もあります。そんな岩国の風景に溶け込む住まいとして、近年「木材を活かした外観デザイン」が注目されています。木のぬくもりや質感を外観に取り入れることで、街並みや自然と調和しながら、年月とともに味わいを増していく家が実現できます。

■ 木の外観が選ばれる理由

木材を外壁や軒天、玄関まわりに取り入れると、見た目の印象がぐっと柔らかくなります。無機質な外壁材とは異なり、木は光の当たり方や湿度によって表情が変わる素材です。そのため、時間の経過とともに自然な風合いが増し、暮らしに深みを与えてくれます。

特に岩国市のように四季の変化がはっきりしている地域では、木の色合いや質感が季節の移ろいと美しく調和します。春の若葉、夏の青空、秋の紅葉、冬の澄んだ空気――。自然とともに暮らす喜びを日々感じられるのが、木の家の魅力です。

■ 外観デザインの工夫

木材を使用した外観といっても、すべてを板張りにする必要はありません。たとえば、

  • 玄関ドアまわりだけに無垢板を使うことで、温かみのある印象に。

  • ガルバリウムや塗り壁との組み合わせで、モダンな印象を保ちながら自然素材を感じさせる。

  • 軒天やバルコニー下部に木を使うことで、上品で落ち着いたデザインに。

このようにポイントを絞って木を活かすことで、デザイン性とメンテナンス性の両立が可能です。弊社では、自社設計の強みを生かし、お客様のライフスタイルや好みに合わせた木の使い方をご提案しています。

■ 木材の耐久性とメンテナンス

「木の外壁はすぐ傷むのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。特に最近は某有名建築家が美術館の屋根に木材を使用し、築24年でボロボロになっているとのテレビ報道がされていたので、不安に感じる方がいらっしゃるかもしれません。確かに、木は自然素材ゆえに、使い方を間違えば劣化を速めてしまいます。しかし、木の知識があり、間違った使い方さえしなければ、末永く使用出来るのが本来の木の性質です。例えば1200年以上以上昔に建てられた正倉院は平成23年に主に屋根のメンテナンスが行われていますが、その前のメンテナンス工事は100年前の大正2年です。100年間メンテナンスせずにせずに使える材料は木材以外に何かあると思いますか?なかなかそれを探すのは難しいのではないでしょうか?

岩国市は、瀬戸内気候で比較的穏やかな気候条件です。湿気の多い日本海側に比べて木材の劣化が進みにくく、木の外観に適した地域ともいえます。さらに、弊社では外壁に木材を使用した場合は、軒の出を深く取るなど、様々な工夫をしています。

■ 岩国産の木材を使うという選択

岩国市周辺では、地元産の杉や桧など良質な木材が豊富にあります。地元の木を使うことは、輸送コストを抑えるだけでなく、地域の森林保全にもつながります。また、**「岩国産の木で建てた家」**は、地域の自然と一体となった住まいとして、長く愛される存在になります。

弊社では、構造材や内装材だけでなく、外観にも地元木材を積極的に活用しています。木目や色合いの美しい岩国産杉を使えば、他にはない温かみのある外観が生まれます。

■ 木の家がもたらす心地よさ

木の外観の家は、見た目の美しさだけでなく、住まう人の心にもやさしく作用します。玄関を開けた瞬間に感じる木の香り、風にそよぐ軒下の影、経年変化で深まる色合い――。それらが日々の暮らしを豊かにしてくれます。

岩国の自然を背景に、木とともに暮らす家。派手さはなくとも、年月を経るごとに味わいを増していくその姿は、まさに「住み継がれる家」と呼ぶにふさわしいものです。

■ まとめ

木材を使用した外観デザインは、自然との調和、経年の美しさ、地域への貢献という3つの魅力を兼ね備えています。弊社では、岩国市の気候や風土を踏まえながら、お客様の想いを形にするフルオーダー設計を行っています。

「自然とともに暮らしたい」「木のぬくもりを感じる家を建てたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。岩国の風景に溶け込みながら、家族の時間をやさしく包み込む“木の家”をご提案いたします。

アーカイブ

FOLLOW US