2025/07/13
断熱材とは?家づくりで失敗...
浴室のリフォームを検討されている方にとって、「在来浴室からユニットバスへ」あるいは「古くなったユニットバスの交換」は、住まいの快適性を大きく左右する重要な工事です。清掃のしやすさや見た目の新しさはもちろんですが、忘れてはならないのが「断熱性能」と「窓のあり方」です。
特に在来浴室からユニットバスへリフォームする場合、既存の窓が古く、断熱性が低いままでは、新しいユニットバスの性能を十分に活かしきれません。冬場、せっかく浴室全体を断熱材で囲っても、古い窓から冷気が侵入すれば、浴室全体が冷えやすくなり、光熱費もかさみます。そこでおすすめしたいのが、浴室リフォームと同時に、断熱性能の高い窓への交換です。
近年の高性能な窓は、ペアガラスや樹脂サッシを採用することで、外気温の影響を大幅に抑えることが可能です。これにより、入浴時のヒートショック対策にもなり、安全面でも大きなメリットがあります。
さらに最近では、「浴室の乾燥や換気は、窓を閉めて浴室換気扇を回した方が効率的」という考え方が主流になりつつあります。これは、外気の湿度や温度に左右されず、換気扇が計画的に湿気を排出できるためです。そのため、浴室に窓が必ずしも必要とは限らず、「無窓の浴室」という選択肢も注目されています。
無窓にすることで、外壁の断熱性能をさらに高めやすくなり、防音性や防犯性も向上します。デザイン面でも壁面の自由度が増し、よりスタイリッシュな浴室空間を実現することが可能になります。
もちろん、自然光や風を取り入れたいという方にとっては窓のある浴室も魅力的ですが、どうせリフォームするなら、断熱性の高い窓に交換する、あるいは思い切って無窓にするなど、ライフスタイルに合わせた選択をすることが、より快適な住環境づくりへの第一歩となります。
浴室リフォームは、ただ「新しくする」だけではもったいない。ぜひ、窓の断熱性や有無も含めて、総合的にプランニングしてみてください。
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